検査報告事項のフォローアップ
会計検査院は、検査報告の指摘事項について、様々な角度からフォローアップを行っています。
このフォローアップにより把握している是正改善の状況などをみると、次のようになっています。
国等の損失は回復されたか
令和4年度決算検査報告においては、既往年度の検査報告に掲記した不当事項の是正措置状況について掲記しており、令和3年度決算検査報告に掲記したものと昭和21年度から令和2年度までの検査報告に掲記したものは、それぞれ次のとおりです。
(1) 令和3年度決算検査報告に掲記した不当事項265件のうち、令和5年7月末現在で、
- ア、措置が完了したもの…219件
- イ、措置が完了していないもの…46件
(2) 令和2年度以前の検査報告に掲記した不当事項において、令和4年7月末現在で是正措置が未済となっていた330件のうち、令和5年7月末現在で、
- ア、措置が完了したもの…30件
- イ、措置が完了していないもの…300件
再発防止のための改善の処置は執られたなどしているか
意見表示・処置要求事項については、その結果を検査報告に掲記することとされており、通常、翌年度の検査報告に事後処置の状況を掲記しています。
関係者に対してどのような処分が行われたか
検査報告に掲記した不当事項の関係者(監督責任者及び担当者)に対して、所掌省庁等においてどのような内容の処分が行われたかを把握しています。