平成29年度決算検査報告の特色

3.平成29年度決算検査報告の特色

(1) 国民の関心の高い事項等に関する検査状況

カ 予算の適正な執行、会計経理の適正な処理等に関するもの

  1. データ入力等の請負等業務における監督、検収等について
    (データ入力業務等の請負等業務について、契約事務の適正な実施及び契約の適正な履行等が確保されるよう是正改善の処置を求め、及び改善の処置を要求したもの・厚生労働省)
  2. 扶養親族等申告書の点検業務等に係る委託契約において、委託している業務と類似しているなどして、適正な契約手続をとることなく、契約に含まれていない他の業務を行わせていたもの(不当事項・日本年金機構)
  3. 航空機、艦船等に搭載する物品の物品増減及び現在額報告書への計上について
    (重要物品であるのに物品増減及び現在額報告書に計上されていなかった航空機、艦船等に搭載する物品について、明確な計上基準を制定し、その内容を周知するなどして、物品増減及び現在額報告書への計上を適正に行うよう改善させたもの・防衛省)
  4. 労働者派遣契約の契約手続について
    (労働者派遣契約を締結するに当たり、会計規程等に従って競争に付するなどすることにより、契約手続の公正性及び透明性を確保するとともに、競争の利益を十分に享受できるよう改善させたもの・独立行政法人情報処理推進機構)
  5. まとめ買いにより長期間保管する器材の調達について
    (まとめ買いにより長期間保管する器材について、保管期間中の維持管理の在り方について経済性を考慮した検討を十分に行ったり、仕様書等と適合した適切な調達要求を行ったり、予定価格の算定における見積資料の内容を十分に確認したりして、調達が適切に行われるよう改善させたもの・防衛省)
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