平成29年度決算検査報告の特色

3.平成29年度決算検査報告の特色

(1) 国民の関心の高い事項等に関する検査状況

オ 資産、基金等のストックに関するもの

  1. 危機対応準備金の額の適正な水準に係る具体的な検討について
    (危機対応準備金について、事業年度ごとに、危機対応業務の円滑な実施のために必要な財政基盤が十分に確保されるに至っているか具体的な検討を行うとともに、国庫納付が可能であると判断した場合は、適切に国庫に納付するよう改善させたもの・株式会社商工組合中央金庫)
  2. 防衛施設周辺地域における騒音障害の防止等のために取得し、国有地として保有している周辺財産について
    (防衛施設周辺地域における騒音障害の防止等のために取得し、国有地として保有している周辺財産について、無断使用等の状況を定期的に把握して改善に向けた指示を行う仕組みを整備したり、公募の上で有償による使用許可を与えることにより有効活用及び維持管理費の縮減を図ることを検討したり、必要に応じて行政財産の用途廃止を検討したりすることにより、適切に管理するよう改善させたもの・防衛省)
  3. 日本銀行に対して交付している引揚者特別交付金国庫債券等4債券の償還用の資金について
    (日本銀行に対して交付している引揚者特別交付金国庫債券等4債券の償還用の資金について、受取人に対する支給が行われることなく日本銀行に滞留している資金を国に返納させるなどするよう改善させたもの・財務省)
  4. 沿岸漁業改善資金に係る余剰金の自主納付制度の運営について
    (沿岸漁業改善資金が適切な規模で有効に運営されるよう、水産庁において余剰金の自主納付制度が十分に活用されているかについて十分に確認できる体制を整備し、必要に応じて都道府県と余剰金の額の再算定や自主納付の再検討について協議等を行うことができるよう改善させたもの・農林水産省)
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