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① 東日本、中日本、西日本各高速道路株式会社のグループ経営等の状況について

  • 〈事項等〉
    特定検査対象に関する検査状況
  • 〈検査の観点〉
    主に効率性の観点から検査を行ったもの

本院は、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社(以下「中会社」という。)及び西日本高速道路株式会社(以下、これらを合わせて「3会社」という。)のグループ経営はどのように行われているか、子会社における利益の状況はどのようになっているか、3会社の維持修繕業務、保全点検業務、料金収受業務及び交通管理業務(以下、これらを合わせて「維持管理4業務」という。)の発注は適切に行われ、子会社において、維持管理4業務に係る契約の競争性は確保されているかなどに着眼して検査した。
 検査したところ、子会社の業務の実施状況についてみると、特に中会社は、直接出資していない子会社に対して、他の直接出資している子会社を経由して業務を実施させるなどしていて、業務委託が重層化していたり、3会社の委託費には子会社の利益を含まないこととしているのに、子会社に多額の当期純利益及び利益剰余金が生じている一方で、3会社は、子会社の利益に比して適正な配当を要請していなかったりしている状況となっていた。さらに、子会社においては、3会社から受託した業務を外注しているが、3会社はその外注額を確認しておらず、また、外注した契約の契約方法は、随意契約の占める割合が高いなど、競争性が確保されていない状況となっていた。
 したがって、①中会社においては、会社が直接出資していない子会社について、グループ会社として位置付けを強化することや会社との明確な資本関係を構築することを検討するなどして、維持管理4業務等の効率化に努めること、②3会社においては、財務状況の健全性が高く、十分な資金的余力がある子会社に対しては、適正な配当を要請すること、③3会社が発注する契約金額の妥当性を検証するために子会社の外注額を確認するとともに、子会社が外注した契約について、経済性、透明性を確保する観点から、特定の業務以外については競争性の高い契約方法を採用するよう指導することが重要である。
 本院としては、今後とも3会社のグループ経営等の状況及び高速道路の維持管理4業務等について、効率性等の観点から引き続き検査していくこととする。

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