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⑤ 健康保険及び厚生年金保険の未適用の事業所に対する適用促進の実施状況等について

  • 〈事項等〉
    意見を表示し又は処置を要求した事項(日本年金機構等)
  • 〈検査の観点〉
    主に効率性の観点から検査を行ったもの

日本年金機構(以下「機構」という。)は、厚生労働省の監督の下に、健康保険及び厚生年金保険(以下、両保険を合わせて「厚年保険等」という。)を適用すべき事業所であるにもかかわらず、その適用を受けていない事業所の適用を促進する業務(以下「適用促進業務」という。)を行っている。適用促進業務は、平成24年10月以降、法務省から新規に設立された法人の情報及び異動又は閉鎖された法人の情報(以下、これらの情報を「法人登記簿情報」という。)の提供を毎月受けるなどして選定された厚年保険等の適用の可能性がある事業所(以下「適用調査対象事業所」という。)について、外部委託による加入勧奨、年金事務所による加入指導等を行うものであり、機構は、23、25両年度に改正された業務処理マニュアル(以下「事務処理手順」という。)において、加入指導から立入検査等に至る実施手順等を定めている。しかし、適用促進業務等に係る事務処理の効率化を図ることを目的とした「厚生年金保険適用業務支援システム」(以下「支援システム」という。)に収録された法人登記簿情報に事業主の現住所等の情報(以下「謄本記載情報」という。)が不足するなどしていて、法人に係る情報の取得が効率的に行われていない事態、加入勧奨を適時適切に行うための外部委託の在り方を検討していないなどしている事態、立入検査の手続が的確にとられていない事態、及び外部委託による加入勧奨において委託費の減額についての規定(以下「減額規定」という。)が定められておらず、電話による加入勧奨(以下「電話勧奨」という。)に係る委託費が実績に応じて支払われていない事態が見受けられた。したがって、機構において加入指導を行うに当たり不足している謄本記載情報を把握して当該情報を法人登記簿情報に追加することを検討し、追加する必要が生じた場合は厚生労働省において法務省にその提供を働きかけるとともに、機構において、各年金事務所が支援システムに収録された法人登記簿情報を活用して適用調査対象事業所を加入指導の対象外とするなど、効率的に加入指導を行うための方策を検討し、「適用促進業務における適用対象外事業所の取扱基準(指示・依頼)」の改正等を行ったり、機構において、加入勧奨を適時適切に行うための外部委託の在り方を十分検討したり、機構において、外部委託を活用した適用促進業務を効率的に行うために、今後締結される委託契約の仕様書等に、事業所の電話番号が不明の場合、訪問による加入勧奨の面談の際に電話番号を聴取することを明記したり、機構において、事務処理手順を改正するなどの的確に立入検査の手続をとる方法について検討し、その方法を定めるとともに、これを年金事務所に周知徹底したり、厚生労働省において、機構における検討の結果等を機構に報告させて、その報告内容に基づいて必要な指導監督を行ったり、機構において、加入勧奨に係る委託契約の電話勧奨経費について電話勧奨の実績に応じて支払うことができるよう、契約書等に委託費の減額規定を定めるなどしたりするよう処置を講ずる要がある。

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