最高会計検査機関国際組織

最高会計検査機関国際組織(International Organization of Supreme Audit Institutions - 略称 INTOSAI)とは、世界各国の最高会計検査機関(Supreme Audit Institution - 略称 SAI)により構成される組織で、現在195のSAIが加盟しています。

設立年
1953年に第1回総会が開催。1968年に規程を採択し、組織として正式に設立
加盟SAI
195SAI(2023年1月現在)
組織
総会、理事会、事務総局のほか、テーマごとに委員会、ワーキンググループ、タスクフォース等が置かれています。また、アジア、ヨーロッパなどに七つの地域機構が設立されています。
活動

(1) 総会 最高会計検査機関国際会議
1953年、キューバのハバナで初めての総会が開催され、その後、3年ごとに開催され、テーマを決めて各国のSAIの意見や経験の交換を行っています。最近の開催年及び開催地は、次のとおりです。

最高会計検査機関国際会議
開催年 開催地
2013年(第21回) 北京(中国)
2016年(第22回) アブダビ(アラブ首長国連邦)
2019年(第23回) モスクワ(ロシア)
2022年(第24回) リオデジャネイロ(ブラジル)

2019年(第23回)

(2) 理事会
理事会は、22名の理事により構成され、通例、年に1回開催されます。本院は、第23回総会においてASOSAI(最高会計検査機関アジア地域機構)代表として理事(任期6年)に再選されました。最近の開催年及び開催地は、次のとおりです。

年月日 会議等名 開催場所
2021.11.23 第75回INTOSAI理事会 オンライン
2022.11.8 第76回INTOSAI理事会 リオデジャネイロ(ブラジル)
2023.11.21 第77回INTOSAI理事会 ウィーン(オーストリア)

(3) 常設委員会及びワーキンググループ等による研究活動
INTOSAIは、各国政府の財政管理の改善を図っていくために、戦略計画において「専門基準」、「能力開発」、「知識共有・知識提供」及び「国際機関としてのINTOSAIの価値の最大化」の四つの目標を定め、専門分野について委員会、小委員会、ワーキンググループ及びタスクフォースを設けて研究を行い、各種の基準やガイドラインを作成しています。

日本の果たしている役割
1956年の第2回総会から参加し、1968年に第6回総会を東京で開催したのをはじめ、現在は、「専門基準」、「能力開発」及び「知識共有・知識提供」の各委員会並びに「IT検査」のワーキンググループのメンバーやオブザーバーになるなど、積極的にINTOSAIの活動に参加しています。
なお、令和元年7月にはINTOSAIにおいてSAIの専門能力の開発支援等を担当する能力構築委員会等の会合を東京で開催しました。 また、財政面においては、最高会計検査機関国際組織規程に基づき、年額11,479ユーロ(2021年実績)の分担金を負担しています。

2019INTOSAI能力構築委員会会合及びINTOSAIドナー協力運営委員会会合
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